超効率!英語の勉強法〜大学受験編〜
英語の勉強法
こんにちは、PECOです。
今回は英語の勉強法について語っていきたいと思います。
私は、現役時代英語がとても苦手でした。なぜなら英語の勉強法を知らなかったからです。なので、浪人してから英語の勉強法を研究しました。そしてそれを実践した結果、偏差値は20くらい上がり、早稲田、明治、学習院に合格しました。その経験をもとに、私が実践した勉強法を紹介していきたいと思います。
STEP1 知識を習得せよ!
まずは土台作りから。
知識というのは、単語、熟語、文法のこと。
これらを序盤にしっかりと固めないと、後から伸び悩んでしまう。
よくある勘違いは、自分は長文問題が苦手だからと言って、いきなり頑張って長文演習をしようとしてしまうこと。
しかし実際には、単語などの基本的知識が不十分なことの方が多い。
だとすると返って効率が悪くなる。
なぜなら、長文中に出てきたわからない単語や表現をいちいち調べながら読み進めなければならないからだ。
また、暗記ものは短期集中の方が覚えられる。
単語、熟語、文法は序盤の2〜3ヶ月のうちに覚えてしまい、それ以降はときどき確認する程度で十分だ。
中盤以降にガッツリ英文を読んでいくためには、この土台をはじめのうちに盤石にしておかなければならない。
使う参考書は正直何でも良い。ただあまり多くの参考書を使うのは良くない。
それぞれが中途半端なままに終わってしまうからだ。
それよりも1冊の参考書を何周もして完璧にした方が良い。
私は、単語帳は2冊、文法の問題集は1冊、熟語帳も1冊しか使わなかった。
そのかわりにそれらを何十周もした。
参考までにそれぞれ私が使っていた参考書を書いておく。
【単語】
- 英単語ターゲット1900
これはシンプルで使いやすい。これから大学受験の勉強を始める人にオススメ。ほとんどの大学はこれで足りる。
- 鉄緑会 東大英単語熟語 鉄壁
東大と書いてあるが、早慶などの難関大を目指す人ならぜひやっておきたい。他にも単語王などがおすすめ。
【熟語】
- 解体英熟語
熟語はこの一冊でOK。ほぼ全てに問題がついているので実践的な力が身につく。
【文法】
- Vintage
文法問題集については答えを覚えてしまったから2冊目をやる人がいるが、1冊で構わない。その代わり、なぜこの答えになるのかを言えるようにしよう。また、「整理して覚える」のようにまとめてあるところも見ておく必要がある。他の参考書としては、ネクステなども良い。
STEP2 音読を繰り返せ!
土台ができたところで、今度は実際に文章を読んでいく。
ポイントは1つの文章を何度も音読すること。目安は30回。
音読することによって、英語を英語のまま理解できるようになる。
つまり、英語をいちいち日本語に変換して理解することなく、英文を読んで瞬時に理解できるようになるのだ。初めは信じられないかもしれないが、続けていけば必ずできるようになるはずだ。
その英文が完璧に理解できるようになったら、次の文章に移ろう。
こうして、読みながらスラスラ理解できる文章をどんどん増やしていく。
おすすめの教材はこれだ。
・速読英単語(標準編)(発展編)、
・話題別英単語リンガメタリカ
私はこれを何十周もして完璧にした。
〈具体的な方法〉
1、適切な教材を選ぶ。
何か1つ英文の教材を選ぶ。最初はあまり難しくないものから始めよう。いきなり難しいものから始めると、単語も構造も難しすぎて挫折してしまう。大事なのは毎日続けることだ。
私のおすすめ教材は、速読英単語。これは標準編と発展編に分かれていて、適切な分量の英文が段階的な難易度で読めるようになっている。
2、まずはじっくり精読して理解する。
まずは1つの文章を完璧に理解しよう。
初めから対訳を見ていって構わない。対訳を見ながらわからない単語は調べたり、わからない構造はなんでこの構造がこの意味になるのかを考えよう。
あまりにわからない単語や構造が多すぎる場合は、その教材は自分にはまだ合っていないかもしれない。特にわからない単語が多すぎる時は、基礎知識が未完成の可能性があるのでステップ1を確認しよう。
そのようにして、対訳を見なくても英文を理解できるようにしていく。
3、音読を繰り返す。
最後に、何度も声に出して音読しよう。英語は知識だけでなく感覚的な要素も伴うから、実際に声に出して読むことで英語が身につきやすくなる。スポーツや音楽なんかと同じようなものだ。これはすごく効果がある。その時に、CDを利用して発音を真似していくと良い。そうすればリスニングにも強くなる。
この音読を30回繰り返してみてくれ。そうすると、その英文はもう体に溶け込んでいるはずだ。つまり、英文を読みながらスラスラ意味が頭に浮かんでくるはず。
もし1つの文章を1日で30回も読むのが退屈なら、何日かに分けても良い。
私は最初、3つぐらいの文章をそれぞれ1日5回ずつぐらい読んでいた。
STEP3 過去問演習
音読を繰り返していくと、初見の文章でも意外と意味がわかるようになっていく。
そうしたら今度は実際に問題を解いていこう。
余裕がある人は長文問題集でも良いが、いきなり過去問をやり始めて大丈夫だ。
よく過去問を直前まで解かない人がいるが、それは大きな間違いだ。
過去問を解くことで自分に足りないものが分かり、対策を立てることができるからだ。
直前ではそれができない。
ただ単語も文法もわからないような、基礎ができていない状態で解いても意味がないので、ある程度力がついたらにしよう。
過去問を解き始める目安は、夏が終わったあたりだろう。9月か10月ぐらいかな?
逆に言うと、それまではステップ1、2に専念して大丈夫。
まずはセンター試験の過去問が良い。時間を計って解いてみてくれ。
もし終わらなかったり8割以上超えないようなら、ステップ1、2に専念した方が良さそうだ。
ちなみに最終的な目標として、20分ぐらいあまって9割以上取るのが理想。
そのあとは、滑り止め校の過去問、それから志望校の過去問と徐々にレベルを上げていきながら慣らしていこう。
滑り止め校は、少なくとも3年分。第一志望校は10年分やるのが理想だ。
滑り止め校ならば、そこで確実に合格点を取れるようにする。もし合格点まで到達しないようなら、なぜ達しないのかを確認しなければならない。
まとめ
だいたいわかっただろうか。英語を上達させるには、まず土台となる単語や文法などの知識を覚えなければならない。しかし、それだけでは足りない。英語の感覚を鍛えなければならない。そのために音読を毎日行うことが何よりも大切なのだ。英語の難しさはそこにある。単なる暗記科目と違い、単語や文法を習得しても英語の成績は上がってくれない。いつ成績があがるか、どれだけ上がっているかわからないまま、積み重ねていかなければならないのだ。しかし音読を毎日続けていけば、必ず英語が「読める」日がやってくるはずだ。健闘を祈る。